竹富小中学校図書室の中にある「ロータリー指田文庫」について

指田文庫 経緯

医師が不在となった竹富島の診療所に、東京のロータリー会員であった指田勢朗(さしだ せいろう)医師が、2004年3月から1000日奉仕という事で、竹富島に単身赴任。

当時の山盛医介補が退任後、廃虚化していた診療所の建物をロータリークラブの奉仕で整備し、医療機器も無い状態から、指田先生が自費で診療所を始めました。

『指田文庫』は、沖縄本島の複数のロータリークラブが、診療所の待合室に図書を贈呈したいという申し出に対して、指田医師が「島の診療所に待ち時間はないから」と、「それは子供たちの育成に役立てましょう。」と仰ったことで小中学校に設立されました。

沖縄県下のロータリークラブや、指田医師の所属クラブの田無けやきロータリークラブなどから寄贈を頂いたその後、石垣ロータリークラブが毎年継続して図書券を寄贈致しております。

開設当初は29冊からスタートしたとのことですが、2022年現在まで、寄付などで購入できた図書は500冊以上になっています。

指田医師が竹富島での診療を始めたのを機会に、後任医師に引き継がれ、今日の立派な診療所、医師住宅、看護師が配置されております。